”働くこと”が人生の中心ではなくなる

過去の私にとって、人生の中心は「仕事」でした。

働いて、自分でお金を稼ぐことが当たり前だと思っていました。

会社員を辞めて起業したことで、さらに「自分の力で生きている」という自立の実感を持つようになりました。

しかし、それと同時に、「ずっとこのままでいいのだろうか?」という疑問も、次第に強くなっていきました。

それまでは、「生きること=働いて、自分に必要なお金を自分自身で稼ぐこと」だと信じていたのです。

なぜなら、この社会では、お金がなければ生きていくことが難しいからです。

お金がなければ、食べ物や飲み物を買うこともできません。

水道や電気、ガス、家賃など、暮らしていくためには、さまざまなところでお金が必要です。

人間として生きていくためにお金が必要だからこそ、「自分でお金を稼ぐこと」が生きるための大切な条件であり、好きな仕事ができることが生きがいなのだと思っていました。

そして、人類がお金を得るために長い間続けてきたこと。

それが、「労働」です。

けれど、お金を得たり、豊かさを増やしたりする方法は、労働だけではありません。

自分の好きなことや得意なことを活かして収入を得ることもできますし、資産から利益を得ることもできます。

これからは、労働だけに依存しない生き方も、少しずつ選択しやすくなっていくでしょう。


私は、将来的には「働くこと」が人生の中心ではなくなり、労働に使う時間を減らしながら、自由に生きる人が増えていくのではないかと思っています。

そして私自身も、近い将来、労働をさらに減らして、自由に好きなように生きる時間を増やしたいと思っています。

2026年の今年から「セミリタイア」という生き方を始めたのも、その一環です。

今は、まったく仕事をしていないわけではありません。

ご依頼をいただいたセッションや講座を承りながら、必要な分の収入を得ています。

けれど、以前とは仕事との関わり方が大きく変わりました。

以前の私は、毎日ブログを書き、セッションや講座の告知をしたり、ネットショップやHPを修正し続けたり、新しい講座の内容を考えて教材を作ったりしていました。

常に仕事のことが頭の中にあり、仕事に携わる時間を中心に生活していたのです。

今は、これまで蓄積してきたブログをそのまま残し、集客のための告知もほとんどしていません。

Instagramでは、趣味で撮影した風景写真をアップする程度です。

仕事以外の時間は、お出かけしたり、自宅でゆっくり過ごしたり、ジムに行ったり、買い物に出かけたり。

「自分らしく、リラックスして過ごせる時間」を、何よりも大切にするようになりました。


夫も、熊本に移住した3年前から、仕事をしない時間がどんどん増えています。

夫の仕事の現場は福岡にあるため、熊本で過ごしている間は、お出かけや旅行をしたり、ゆっくり過ごしたりしながら、仕事とプライベートの境界線をつくることができました。

今では、月の半分ほどを福岡で過ごし、残りの半分を熊本でゆっくり過ごすという生活ができるようになっています。

夫婦で労働に使う時間を少しずつ減らし、自由に人生を楽しむ時間を増やしていく。

それは私たちにとって、単なる「余暇」ではありません。

自分の時間を自分のために使い、自分らしく生きることができるという、魂の自由や満足につながっています。

そして将来的には、その延長線上で、さらに労働から離れていくイメージを持っています。


最近では、会社を休職したり、働き方を見直したりする人も増えています。

また、学校に行かない子どもたちが増えていることも、これまで当たり前とされてきた生き方や教育のあり方が、大きく変化している一つの表れなのかもしれません。

こうした社会の変化を見ていると、「みんなが同じ場所に集まり、同じ時間に働く」という従来のスタイルだけが、これからの時代の当たり前ではなくなっていくように感じます。

今、社会の中で起きているさまざまな変化は、単純に「問題」として捉えるだけではなく、新しい時代へ移行していく過程として見ることもできるのではないでしょうか。

今は、これまでの価値観と、これからの価値観が入れ替わっていく過渡期なのだと思います。

「もっと頑張らなければ」

「働き続けなければ」

「仕事をしていない自分には価値がない」

そんな古い価値観を手放すことができず、苦しさを感じている人もいるかもしれません。

けれど、本当に大切なのは、「どれだけ働いたか」ではなく、「自分の人生をどう生きたいのか」ということなのだと思います。


仕事は、人生そのものではありません。

お金を得るための手段の一つであり、自分らしく生きるための選択肢の一つです。

人生には、仕事以外にも、自由に使える時間があります。

旅をすること。

大切な人と過ごすこと。

自然の中で過ごすこと。

好きなことを楽しむこと。

何もせず、ただゆっくり過ごすこと。

そうした時間も、人生にとって大切なものです。

これからは、「働くために生きる」のではなく、「自分の人生を生きるために、仕事をどう取り入れるか」という考え方へ、少しずつ変わっていくのかもしれません。

あなたは、これから先もずっと、お金のために働き続けたいですか?

それとも、仕事だけに人生を占領されるのではなく、自分の時間や自由を大切にしながら生きたいですか?

あなたにとって、「働くこと」と「生きること」は、どんな関係でありたいでしょうか?

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